東京株式(前引け)=反発、米株高に追随も買い一巡後は上値重い
1日前引けの日経平均株価は前営業日比49円11銭高の2万7376円22銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は5億9297万株、売買代金概算は1兆5803億円。値上がり銘柄数は968、対して値下がり銘柄数は770、変わらずは95銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は買い優勢の展開となり、日経平均は2万7000円台前半で頑強な値動きを示した。前日の米国株市場でNYダウが大幅に上昇したほか、ナスダック総合株価指数もほぼ高値引けとなったことを受け、リスク選好の地合いとなった。ただ日経平均は一時200円を上回る上昇をみせたものの、買い一巡後は上げ幅を縮小した。FOMCの結果発表を前に買いポジションを高める動きは限定的だったが、前場取引終了時点ではプラス圏をキープしている。値上がり銘柄数は全体の5割強にとどまった。
個別では三井住友フィナンシャルグループ<8316>が高く、ソフトバンクグループ<9984>も買いが優勢。東京エレクトロン<8035>は堅調、アドバンテスト<6857>も買い人気を集めた。商船三井<9104>など海運株が高く、日本製鉄<5401>もしっかり。メルカリ<4385>が買われた。丸文<7537>が値上がり率トップに買われ、キャリアデザインセンター<2410>、テクノスジャパン<3666>、ファイズホールディングス<9325>はストップ高となった。半面、群を抜く売買代金となったレーザーテック<6920>だが、株価は3000円を超える急落となった。ファーストリテイリング<9983>も軟調。ゴルフダイジェスト・オンライン<3319>が急落、SREホールディングス<2980>はストップ安に売り込まれた。