株価指数先物【昼のコメント】 オプション権利行使価格の2万7375~2万7500円辺りでのレンジ推移に
日経225先物は11時30分時点、前日比60円高の2万7360円(+0.21%)前後で推移。寄り付きは2万7450円と、シカゴ先物清算値(2万7490円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後に2万7520円まで上げ幅を広げたものの、2万7500円をキープできず、終盤にかけては持ち高調整とみられる流れが継続し、2万7340円まで上げ幅を縮めた。
日経225先物は、節目の2万7500円を捉えたものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を控え、ショートカバーを狙ったロングの動きは限られていた。一方で、現物の寄り付き直後を高値に上げ幅を縮めたものの、5日移動平均線辺りでの底堅さが見られており、ショートについても仕掛けづらくさせている。グローベックスの主要な米株先物が小幅ながらマイナス圏で推移するなか、オプション権利行使価格の2万7375~2万7500円辺りでのレンジ推移になりそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で13.83倍に上昇し、小動きではあるものの5日、25日線を上回って推移。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>の時間外での上昇を手掛かりに、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が日経平均型をけん引する格好である。
株探ニュース