株価指数先物【昼のコメント】 NT倍率は13.93倍に上昇、NTロングでのスプレッド狙いのトレードへ
日経225先物は11時30分時点、前日比40円高の2万7350円(+0.14%)前後で推移。寄り付きは2万7400円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7425円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行して始まった。その後2万7480円まで買われる場面があったが、2万7500円接近では上値の重さが意識され、買い一巡後は2万7320円まで上げ幅を縮めた。ただし、ショートを仕掛けてくる動きもみられず、朝方のトレードが一巡した後は2万7350円~2万7450円辺りでの推移となった。
日経225先物は、節目の2万7500円を捉えることはできなかったが、5日移動平均線水準での底堅さが見られる。また、為替市場で円相場が1ドル=128円50銭台と円高に振れていることが重荷となる一方で、メタプラットフォームズ<META>の時間外取引での大幅上昇が支援材料となる。グローベックスの米株先物は、NYダウ先物が小安く推移している半面、ナスダック100先物が堅調であり、日経平均型に向かわせている。
なお、NT倍率は先物中心限月で13.93倍に上昇した。指数インパクトの大きい値がさ株の上昇が日経平均型をけん引する一方で、金融セクターの弱い値動きが目立つなか、TOPIX先物は下落に転じている。メタプラットフォームズの影響で、2日の米国市場でもハイテク株に関心が集まりやすいと考えられ、NTロングでのスプレッド狙いのトレードが入りやすいだろう。
株探ニュース