【クラウドファンディング】次世代スーパーフード「モリンガ」の国内市場をけん引! アマーサ、2月8日募集開始

経済
2023年2月2日 16時50分

次世代スーパーフード「モリンガ」の国内普及を目指す株式会社アマーサ(熊本県上天草市)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは2月8日19時30分開始を予定しています。

・ 普通株式型
・ 目標募集額:800万円、上限募集額:3000万円
・ エンジェル出資実績あり
・ 株主優待あり:一番摘みした「バージンモリンガプレミアム」のお茶パックを提供
・ みなし時価総額:1億円
・ 類似上場企業:ベースフード、総医研ホールディングス、林兼産業、焼津水産化学工業、あじかん、AFC-HDアムスライフサイエンス

※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

別名「奇跡の木」と呼ばれるモリンガの魅力

アマーサは、次世代スーパーフードとして注目を集めるモリンガを国内に普及させるべく、創業した企業です。モリンガは古くから、薬草として親しまれてきた植物で、インドやアフリカ、東南アジアなどの熱帯・亜熱帯地域を中心に栽培が盛んに行われており、世界的に市場が拡大しているといいます。

モリンガの魅力は豊富な栄養素だけでなく、生命力が強く、無農薬栽培が可能な上、CO2を多く吸収するなど環境面でも大きな可能性を秘めており、別名「奇跡の木」とも呼ばれているそうです。

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(出典:FUNDINNO)

冬を迎える日本ではモリンガの栽培は難しいとされ、生産者も少なく、国内市場は発展途上段階にあるといいます。同社は、モリンガのポテンシャルを国内で引き出すことができれば、自然保護や耕作放棄地、農業衰退などの問題解決にもつながると考え、いち早く、国産モリンガの栽培方法の確立に注力してきました。

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(出典:FUNDINNO)


現在、地元・天草と周辺自治体の土地を中心に年間約15トンの生産量を確保しており、健康サプリやお茶などに商品化してECや店舗で販売しているほか、原料として健康食品メーカーに供給するなど、BtoB、BtoCそれぞれに販路を開拓しています。

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(出典:FUNDINNO)

同社は商品の特徴として、自社栽培したモリンガを機能性表示食品として、「ストレス緩和」「血圧低下」を訴求できることを挙げています。機能性表示食品取得には高いハードルがあるものの、事業に賛同する熊本市の崇城大学や研究機関との産学官連携によって実現したそうです。

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(出典:FUNDINNO)

「今後も機能性表示食品のラインナップを拡充しながらモリンガの知名度を上げていくことで、国内市場の活性化をけん引してきたいと考えています。同時に、九州を中心に協力農家を募ることで、モリンガ栽培面積を拡大し、地方の課題解決や地球温暖化防止にも貢献していきたいと考えています」(同社)


日本の気候に合わせた栽培法を確立

同社によると、モリンガはインド原産の植物で、薬草として約3000年の歴史を持つスーパーフードの一種で、ビタミン・ミネラル・食物繊維など50種類以上の栄養素がバランスよく含まれています。

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(出典:FUNDINNO)

世界各地で親しまれ、市場規模も拡大しているモリンガですが、日本ではまだ、あまり知られておらず、それには日本の「四季」が影響しているといいます。モリンガは熱帯・亜熱帯地域に生育する植物で、年間を通じて温暖な地域での通年栽培が一般的ですが、日本は冬を迎えるため、翌年の種ができにくいなど栽培に適さないとされてきたそうです。

同社はこうした状況を逆手に取り、日本の気候に合わせて、毎年、新たな種から育てる、つまり、毎年1年目のモリンガを収穫する独自の栽培法を確立したといいます。通年栽培が一般的な海外では、1年目にとれたモリンガは栄養素豊富でクセがなく、味も良いことから、高級品とされており、日本人の舌にも受け入れられると見込んでいます。これを「バージンモリンガ」と名付け、ブランドの確立を目指しています。

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(出典:FUNDINNO)

モリンガは種から根、幹、葉、花に至るまですべてを有効活用できる万能な植物で、生葉をそのまま、サラダとして食べたり、乾燥させて、お茶にして飲むなどさまざまな商品展開が可能であり、同社は日本の次世代健康フードとして定着させていきたい考えです。

同社は、地元・天草の自然を守ることをテーマに設立された企業です。天草は海をはじめ、自然に恵まれた地域ではあるものの、近年、藻場や魚の減少、赤潮などの異常現象が増加するなどして美しい自然環境が脅かされており、農薬不使用のモリンガ栽培を普及させることが環境保全の一歩につながると考えたそうです。

また、モリンガは生命力が強く、成長スピードが速い植物で、その成長を支えるためにCO2を多く吸収するとされているため、地球温暖化防止などの環境分野での可能性も秘めており、国内外でモリンガ植林プロジェクトが発足しているといいます。

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(出典:FUNDINNO)

さらに、放置していても育つ丈夫さ、手軽さもモリンガ栽培の魅力であり、既存農家が持て余している土地や後継者不足で耕作放棄地となった土地の有効活用に向けて、全国から農業従事者や自治体が同社の見学に訪れるなど注目が高まっているそうです。

「多くの魅力を秘めていることから『奇跡の木』とも呼ばれるモリンガを国内に普及させるべく、自社栽培だけでなく契約農家を増やすことで生産量を拡大し、まずは九州各県にモリンガ生産ネットワークを構築していきたいと考えています」(同社)

大学・研究機関と連携、機能性表示食品の開発を加速

同社は自社の「優位性」「生産体制」「販路」「顧客開拓」として、以下の内容を挙げています。

【優位性】産学官連携で機能性表示食品認定の取得ハードルをクリア

日本のモリンガ市場は世界に比べてまだ発展途上段階であり、認知度向上が重要な課題だと捉えています。

同社は、モリンガ商品について機能性表示食品の届出をして取得したことで、一般消費者に訴求できており、すでに「モリンガGABAパウダータイプ」「モリンガGABA粒タイプ」、生葉タイプ「モリンガリーフ」「モリンガ+ミックス野菜」の4種類は「ストレス緩和」「血圧低下」を表記して販売しています。

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(出典:FUNDINNO)

機能性表示食品認定は、崇城大学や研究機関の協力を得ることで実現できたといい、今後も両者との連携を通じて、機能性表示食品の開発を加速していきたい考えです。

【生産体制】周辺農家や自治体と連携して35反・15トンの生産力を確保。2023年には50反・25トンに拡大見込み

「バージンモリンガ」は栽培が容易で、農業経験を問わず短期間での収穫が可能であり、また、耕作放棄地の活用につながる点も地元農家や自治体から歓迎される要素であるといい、順調に栽培面積を拡大しているそうです。

2022年時点で地元・天草を含め、複数の自治体の土地を活用して、栽培面積約35反(約34,710平方メートル=約10,500坪)、年間生産量約15トンを確保。現在もモリンガ栽培に参入したいという農家が増加しており、2023年に約50反・年間生産量約25トンまで拡大する計画です。

収穫後の加工は現在、自社工場や農地周辺の隣接工場に委託するなどしていますが、生産量の増加に伴い、2023年より、隣接する自治体と連携して工場を借りる予定です。これにより、品質管理や生産体制を強化していきたいといいます。

【販路】自社および大手EC、店舗販売、原料供給などBtoB、BtoC双方でマネタイズ

収穫後の「バージンモリンガ」は健康サプリやお茶、美容オイルなどに商品化して自社ECや大手ECサイト、地元の店舗などで販売していますが、今後、直近で機能性表示食品を取得した生葉タイプ「モリンガリーフ」「モリンガ+ミックス野菜」の販売に注力していく計画で、九州の百貨店やスーパー、健康志向の専門店などでの取り扱いを予定しています。

また、原料としても健康食品メーカーや化粧品メーカーに供給しているほか、新たに競走馬の餌として引き合いがあるといい、ペットフード業界への参入も視野に入れるなどBtoB、BtoCいずれも販路を開拓しています。

【顧客開拓】自治体の協力を得て、百貨店やスーパーを開拓。原料供給先は展示会をメインに開拓

一般消費者向け商品の拡販については、機能性表示食品認定を訴求しながら、アフィリエイトや新聞広告などを活用して認知拡大を図りたいといいます。同時に「バージンモリンガ」の普及に賛同してくれる自治体の協力を得ながら、百貨店やスーパーの開拓に注力していく計画です。

原料供給先については展示会をメインに開拓していくといい、2022年12月に東京ビッグサイトで開催されたものづくり関連の展示会への出展では、約10社から引き合いがあり、モリンガへの注目度の高まりを感じているそうです。

今後の成長に向けて

(1)冬を越せる通年栽培可能品種を開発し、生産量の飛躍的増加を

同社は、越冬のハードルがある日本では難しいとされているモリンガの通年栽培に挑戦しており、寒さに強いとされているインド産の種を発見、大学と共同で品種改良を行い、2023年より、試験栽培を開始する計画です。実現すれば、現在の1年に1度の「バージンモリンガ」栽培と並行して通年栽培も可能となり、モリンガ自体の生産量が飛躍的に増加すると見込んでいます。

通年栽培モリンガについては、機械で効率的に収穫できるお茶畑と同様の収穫方法を検討しており、「バージンモリンガ」で農家をビジネスパートナーとして募ったように、地元・九州のお茶農家との連携も強化していきたい考えです。

(2)モリンガ冷凍雑炊を機能性表示食品に新たにラインナップ

今後も、機能性表示食品取得による販売力強化と認知拡大に注力していく予定で、特に生葉タイプ「モリンガリーフ」「モリンガ+ミックス野菜」はサラダとして、モリンガを身近なものにする大きな一歩だと考えています。

次に視野に入れているのが冷凍雑炊で、冷凍雑炊分野は大手企業の参入も少なく、成長が見込めると分析しています。機能性についても「ストレス緩和」「血圧低下」の取得を目指し、モリンガの栄養バランスを持ちながら、カロリーを抑えたダイエット食品として提案していきたい考えです。

また、1年目の「バージンモリンガ」の中で最初に収穫するものを「バージンモリンガプレミアム」と位置づける高級路線のラインナップ展開も計画しています。

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(出典:FUNDINNO)

(3)将来的なEXITはバイアウトを想定

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(出典:FUNDINNO)

(4)2029年に会員数約6.5万人を計画

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(出典:FUNDINNO)

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・ベースフード <2936> [東証G]

・総医研ホールディングス <2385> [東証G]

・林兼産業 <2286> [東証S]

・焼津水産化学工業 <2812> [東証S]

・あじかん <2907> [東証S]

・AFC-HDアムスライフサイエンス <2927> [東証S]

株主優待

【基準日】

毎年3月末日

【優待内容】

毎年、一番摘みした「バージンモリンガプレミアム」のお茶パックを提供する。

・1~59株:バージンモリンガプレミアムお茶1袋(20パック入り)

・60~99株:同3袋(60パック入り)

・100株以上:同5袋(100パック入り)

【発送時期】

毎年11月上旬に発送予定(変更になる可能性も。その場合はIRにて告知)

【注意事項】

優待の内容は途中で変わる可能性がある。

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等

株式会社アマーサ

熊本県上天草市中2834番地

資本金:10,000,000円(2022年12月13日現在)

発行済株式総数:200株(同)

発行可能株式総数:800株

設立日:2004年6月17日

決算日:5月31日

※2023年1月24日を効力発生日として、1株を100株とする株式分割に伴う発行済株式総数、発行可能株式総数の変更を実施しており、登記申請中。登記完了後の発行済株式総数は20,000株、発行可能株式総数は100,000株となる。

■募集株式の発行者の代表者

代表取締役 四方田徹

■募集株式の種類及び数(上限)

普通株式 6,000株

■募集株式の払込金額

1株あたり 5,000円

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額800万円を以下の目的に充てる予定。

広告宣伝費 450万円

新事業所家賃 174万円

手数料 176万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額2,200万円(目標募集額800万円と上限募集額3,000万円との差額)を以下の目的に充てる予定。

設備投資 800万円

広告宣伝費 916万円

手数料 484万円

■投資金額のコース及び株数

100,000円コース(20株)

200,000円コース(40株)

300,000円コース(60株)

400,000円コース(80株)

500,000円コース(100株)

1,000,000円コース(200株)

2,000,000円コース(400株)

3,000,000円コース(600株)

5,000,000円コース(1,000株)

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(100株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、5,000,000円コース(1,000株)を上限とする。

■申込期間

2023年2月8日~2月14日

■目標募集額

8,000,000円(上限募集額 30,000,000円)

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は14,000,000円とする。

■払込期日

2023年3月10日

■連絡先

株式会社アマーサ

電話番号:0964-59-5200

メールアドレス:amasa@cyber.ocn.ne.jp

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

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