ハネウェルが決算受け下落 売上高見通しが予想下回る=米国株個別
テクノロジー大手のハネウェル・インターナショナル<HON>が下落。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。ガイダンスも公表しており、売上高は第1四半期、通期とも予想を下回る見通しを示している。
サプライチェーンの障害と労働力不足が影響した。半導体チップの不足と原材料価格上昇はこの1年間、同社の製造能力を直撃し、生産量の遅れにつながっている。また、マスク製造の安全・生産性ソリューション部門も各国間の旅行規制の緩和で痛手を受け、昨年は苦戦した。
ただ、同社のアダムチクCEOは「後期サイクルの航空宇宙とエネルギーの最終市場は23年に力強い成長を遂げるように位置づけられている」と述べている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):2.52ドル(予想:2.50ドル)
・売上高:91.9億ドル(予想:92.6億ドル)
航空宇宙:32.0億ドル(予想:31.7億ドル)
素材&テクノロジー:28.6億ドル(予想:28.5億ドル)
建設:15.1億ドル(予想:15.6億ドル)
安全・生産性:16.1億ドル(予想:16.9億ドル)
・既存事業売上高:+10%(予想:+10.5%)
・FCF:21.3億ドル(予想:22.3億ドル)
(1-3月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.86~1.96ドル
・売上高:83~86億ドル(予想:86億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):8.80~9.20ドル
・売上高:360~370億ドル(予想:369.4億ドル)
・既存事業売上高:+2~5%(予想:+4.9%)
・FCF:39~43億ドル
(NY時間09:58)
ハネウェル<HON> 201.14(-5.58 -2.70%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美