ダウ平均は反落もナスダックは大幅高 メタの決算受けIT・ハイテク株の買戻し加速=米国株前半

市況
2023年2月3日 3時37分

NY株式2日(NY時間13:25)

ダウ平均   34007.59(-85.37 -0.25%)

ナスダック   12203.35(+387.03 +3.28%)

CME日経平均先物 27510(大証終比:+120 +0.44%)

きょうのNY株式市場、ダウ平均は反落しているものの、ナスダックは3%の大幅高となっている。前日のFOMCを受けて投資家のリスク許容度が上昇しており、昨年に下げが厳しかったIT・ハイテク株中心に買い戻しが活発化している。

その雰囲気の中でメタ<META>が前日引け後に発表した決算や400億ドル規模の自社株買いの公表を受けて大幅高となっており、更にムードを盛り上げている状況。

パウエル議長はきのう、あと2回の利上げを検討していると述べていた。ターミナルレート(最終到達点)を5.00-5.25%に設定し、今回の利上げサイクルを終了させようとしている。議長はターミナルレート到達後の追加利上げは考えていないとも述べていた。

この具体的かつ明確な示唆が投資家の利上げ懸念に対する迷いを払しょくしている。「市場はFRBから聞きたいことを聞いた。投資家は短期的にこの波に乗る可能性が高く、リスク資産には良い環境だ」との指摘も出ている。

ダウ平均の下げについては、採用銘柄のメルク<MRK>が決算を受けて下げているほか、ユナイテッドヘルス<UNH>の下げが指数を圧迫している。米当局が2024年のメディケア・アドバンテージの取扱業者に対する支払い増加率の案を公表し、約1%と直近ではかなり低い増加率となっていることから失望感が広がっている模様。

10-12月期の決算を発表したS&P500企業は約半数に上るが、そのうちの約70%が予想を上回る純利益を計上した。市場では現在、S&P500企業の利益は全体で2.4%の減益が見込まれている。

きょうは引け後にアップル<AAPL>やアルファベット<GOOG>、アマゾン<AMZN>、クアルコム<QCOM>、フォード<F>、スターバックス<SBUX>などが発表を予定。

メルク<MRK> 102.19(-4.80 -4.48%)

ユナイテッドヘルス<UNH> 471.69(-25.31 -5.09%)

アップル<AAPL> 150.07(+4.64 +3.19%)

マイクロソフト<MSFT> 262.18(+9.43 +3.73%)

アマゾン<AMZN> 112.62(+7.47 +7.10%)

アルファベットC<GOOG> 107.66(+6.23 +6.14%)

テスラ<TSLA> 193.49(+12.08 +6.66%)

メタ・プラットフォームズ<META> 194.26(+41.14 +26.87%)

AMD<AMD> 87.96(+3.32 +3.92%)

エヌビディア<NVDA> 217.51(+8.08 +3.86%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.