メルクが決算受け下落 通期1株利益の見通しに疑問も=米国株個別
メルク<MRK>が下落。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。主力薬キイトルーダは予想範囲内となった。通期ガイダンスも公表し、売上高は予想を下回っている。
ただ、アナリストからは「2023年の最初の1株利益のガイダンスはコンセンサスを下回っているように見える。コンセンサスは同社が以前に指摘した0.53ドルの費用の影響を完全に考慮に入れていない可能性がある」との指摘が出ている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.62ドル(予想:1.54ドル)
・売上高:138.3億ドル(予想:136.3億ドル)
キイトルーダ:54.5億ドル(予想:54.5億ドル)
ガーダシル:14.7億ドル(予想:15.9億ドル)
ポロクアッド/MMR-II/バリバックス:5.26億ドル(予想:5.62億ドル)
シンポニー:1.66億ドル(予想:1.72億ドル)
・粗利益率(調整後):75.7%(予想:75.0%)
・研究開発費:30.4億ドル(予想:29.1億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):6.80~6.95ドル
・売上高:572~587億ドル(予想:581億ドル)
(NY時間13:41)
メルク<MRK> 102.68(-4.30 -4.02%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美