来週の為替相場見通し=次期日銀総裁の人事動向など注目
来週の外国為替市場のドル円相場は、米景気指標などに加え、次期日銀総裁人事に絡んだ思惑などに左右されそうだ。予想レンジは1ドル=127円50~130円50銭。
現在の日銀総裁である黒田東彦氏の任期は4月8日までであり、次期総裁が注目を集めているが、一部では10日に正副総裁人事案が国会に提示される可能性があることが伝えられている。雨宮正佳副総裁、中曽宏前副総裁、山口広秀元副総裁の3氏を候補とする見方が出ており、具体的な人事案が公表されれば、相場に影響が出ることが予想される。来週は7日に米12月貿易収支、10日に中国消費者物価(CPI)、米2月ミシガン大学消費者マインド指数が発表される。また、7日にはバイデン米大統領が一般教書演説を行う。