ダウ平均は3日続落 米雇用統計で利下げ期待を見直し=米国株前半

市況
2023年2月7日 2時22分

NY株式6日(NY時間12:10)

ダウ平均   33830.20(-95.81 -0.28%)

ナスダック   11919.19(-87.77 -0.72%)

CME日経平均先物 27695(大証終比:+15 +0.05%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は3日続落。先週の衝撃的な米雇用統計を受けた下げが続いている。米国債利回りが急上昇しており、IT・ハイテク株など、このところ買い戻されていた成長株が戻り売りを強めている。

市場からは「市場は、利下げのより遅いスタートを見据えている。FRBがいつ利下げするかについて少し考え直しているようで、コンセンサスは今年第4四半期という見方に傾斜していたが、米雇用統計で少し見直しているようだ」との声も聞かれた。

また、「先週のISM非製造業景気指数で1月のサービス業が好調だったことを受けて、パウエル議長を含む今週のFRB高官のスピーチで、レトリックに変化がないかどうかを確認することになる」との指摘も出ている。明日はパウエルFRB議長がスピーチを行う予定。

きょうは取引開始前に食肉のタイソンフーズ<TSN>が決算を発表。牛肉と鶏肉の前四半期からの価格下落が利益を圧迫。高騰する食費に、一部消費者が肉の購入を控えていることも業績不振の背景にある。飼料コストが高騰し、食肉会社や農家を圧迫し、消費者の需要は減少している。

決算については半分を通過したところだが、S&P500企業の最終利益は2.7%の減益となるペースだという。今週は、ディズニー<DIS>やチポトレ<CMG>、デュポン<DD>、ペプシコ<PEP>などの決算が予定されている。

きょうもAI関連銘柄が人気化しており、個人投資家中心に資金が集まっているようだ。オープンAI社の「チャットGPT」が話題を集める中、米株式市場ではAI関連銘柄が人気化し、この分野へのエクスポージャーを求める投資家の需要が高まっている模様。

タイソン・フーズ<TSN> 60.93(-3.10 -4.84%)

C3.ai<AI> 27.40(+1.52 +5.87%)

ビッグベアー.ai<BBAI> 5.55(+0.36 +6.84%)

サウンドハウンドAI<SOUN> 3.74(+0.92 +32.62%)

ナーデイ<NRDY> 2.90(-0.43 -12.96%)

ガードフォースAI<GFAI> 0.40(-0.04 -8.07%)

アップル<AAPL> 152.24(-2.26 -1.46%)

マイクロソフト<MSFT> 256.97(-1.38 -0.53%)

アマゾン<AMZN> 102.25(-1.14 -1.10%)

アルファベットC<GOOG> 103.26(-1.96 -1.86%)

テスラ<TSLA> 195.03(+5.05 +2.66%)

メタ・プラットフォームズ<META> 187.25(+0.72 +0.39%)

AMD<AMD> 84.25(-1.84 -2.14%)

エヌビディア<NVDA> 213.78(+2.78 +1.32%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.