東京株式(前引け)=続伸、円安追い風に買い優勢の地合い続く

市況
2023年2月7日 11時43分

7日前引けの日経平均株価は前営業日比60円71銭高の2万7754円36銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は5億7871万株、売買代金概算は1兆3463億円。値上がり銘柄数は1040、値下がり銘柄数は675、変わらずは115銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は、総じて買い優勢の展開となり日経平均株価は上値指向を続けた。前日の米国株市場ではハイテク株への売りが目立ち、主要株価指数が揃って下落したが、東京市場では買い意欲が旺盛で下値抵抗力を発揮している。外国為替市場で1ドル=132円台まで円安に振れていることも、輸出セクター中心にプラスに働いている。ただ、前日まで日経平均は4日続伸しており、やや買い疲れ感もみられる。上値では目先筋の利益確定売りや戻り売り圧力が表面化し、上げ幅は限定的となっている。

個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが買い優勢、日本郵船<9101>など海運株も高い。キーエンス<6861>が高く、FOOD & LIFE COMPANIES<3563>も上昇した。日本ケミコン<6997>が急騰、デサント<8114>、ヤマトホールディングス<9064>も大幅高に買われた。半面、日本製鉄<5401>、JFEホールディングス<5411>など鉄鋼株が軟調、ソフトバンクグループ<9984>も冴えない。リクルートホールディングス<6098>も売りに押された。ヤマシンフィルタ<6240>がストップ安、ティラド<7236>も一時値幅制限いっぱいに売られた。

出所:MINKABU PRESS

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