ウーバーが決算受け上昇 過去最高の四半期に=米国株個別
配車サービスのウーバー・テクノロジーズ<UBER>が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益が予想外の黒字となったほか、売上高も予想を上回った。ブッキングは予想範囲内だったものの19%の伸びを示している。高インフレでも消費者のテイクアウト注文や配車サービスに影響が出ていないことが示された。
コスロシャヒCEOは「旺盛な需要と記録的な利益により、過去最高の四半期となった」と述べている。
アナリストは「第4四半期のブッキングとEBITDAはモビリティとデリバリーの両事業で好調だった。モビリティの利益は前期比で堅調に改善し、海外のデリバリー事業の加速がブッキングに貢献した」と指摘。また、「印象的な広告のモメンタムにより、デリバリー事業の利益は再び前期比で拡大した」とも付け加えた。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益:0.29ドル(予想:-0.05ドル)
・売上高:86.1億ドル(予想:84.7億ドル)
・ブッキング:307億ドル(予想:307億ドル)
配達:143.2億ドル(予想:142.2億ドル)
積載:15.4億ドル(予想:16.7億ドル)
・EBITDA(調整後):6.65億ドル(予想:6.19億ドル)
・月間プラットホーム・カスタマー:1.31億人(予想:1.33億人)
(1-3月・第1四半期見通し)
・ブッキング:310~320億ドル(予想:319億ドル)
・EBITDA(調整後):6.0~7.0億ドル(予想:6.16億ドル)
(NY時間09:37)
ウーバー<UBER> 36.71(+1.81 +5.19%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美