エンフェーズが決算 米国に弱気なコメントも欧州が堅調=米国株個別

材料
2023年2月9日 0時10分

太陽光関連機器のエンフェーズ・エナジー<ENPH>が前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第1四半期のガイダンスも予想を上回る売上高見通しを示している。

同社のコーサンダラマンCEOは、季節的条件とマクロ環境により、米国の第1四半期は第4四半期に比べて若干減少するとの見通しを示した。「第1四半期は季節的に太陽光設備は軟化する傾向がある。1月は通常よりも、その顕著な季節性が見られたが、設置業者や販売代理店は12月に比べて1月のほうが案件が増加している」と説明した。

アナリストからは「米国市場の短期的な見通しに関する同社のコメントはまちまちだが、米国内の逆風は成長ストーリーを狂わせるほど大きくないことは明らかだ」と述べている。

また、別のアナリストからは欧州の強さへの指摘も出ている。「同社の欧州での強さは米国の不確実性を凌駕している。欧州の需要は引き続き堅調で、IQ8マイクロインバータの地域全体での更なる展開が短期的に利益を支える」という。

ただ、株価は下落。取引開始直後こそ大幅高で始まったものの、買い一巡後は急速に戻り売りに押されている。

(10-12月・第4四半期)

・1株利益(調整後):1.51ドル(予想:1.24ドル)

・売上高:7.25億ドル(予想:7.07億ドル)

・粗利益率(調整後):43.8%(予想:41.8%)

(1-3月・第1四半期見通し)

・売上高:7.00~7.40億ドル(予想:6.74億ドル)

・粗利益率(調整後):41~44%(予想:41.5%)

(NY時間09:57)

エンフェーズ<ENPH> 225.02(-3.44 -1.51%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.