マテルが決算受け時間外で10%下落=米国株個別
玩具のマテル<MAT>が引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。ビリング(未収請求を考慮した売上高)も予想を下回っている。通期ガイダンスも公表し、予想を下回る1株利益の見通しを示した。
ホットウィールやバービーのブランドを所有する同社は厳しいマクロ環境を理由に挙げ、クライツCEOは「玩具の販売は12月には回復したものの、10月と11月が特に低迷した」と述べた。すべてのカテゴリーで減収となり、パンデミックに支えられた数年間の成長から一転して大幅な落ち込みを示した。
同社は3億ドルのコスト削減を目標としているが、人員削減の可能性についてはコメントを避けた。同社はすでにその目標の3分の2を達成しているという。
決算受け時間外で株価は10%の大幅安
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.18ドル(予想:0.29ル)
・売上高:14.0億ドル(予想:16.8億ドル)
・ビリング:15.6億ドル
北米:7.11億ドル(予想:8.83億ドル)
海外:7.44億ドル(予想:8.27億ドル)
・粗利益率(調整後):43.1%(予想:47.1%)
・EBITDA(調整後):1.58億ドル(予想:2.33億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):1.10~1.20ドル(予想:1.65ドル)
・粗利益率(調整後):約47%(予想:48%)
・EBITDA(調整後):9.0~9.5億ドル(予想:11.6億ドル)
(NY時間16:51)時間外
マテル<MAT> 18.45(-2.05 -10.00%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美