中村超硬が続落、特殊精密機器事業の回復遅れ23年3月期業績予想を下方修正
中村超硬<6166>が続落している。8日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を37億円から33億円(前期比18.3%減)へ、営業利益を2億4000万円から1500万円(同95.2%減)へ、最終利益を5000万円の黒字から1億5000万円の赤字(前期2億5700万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気されている。
世界的な半導体不足や中国経済の停滞の影響を受けて、下期に見込んでいた特殊精密機器事業における受注・販売の回復や、電子材料スライス周辺事業における新規案件の受注が遅れていることが要因。また、原材料価格やエネルギーコストの高騰なども想定以上に利益を圧迫するとしている。