ダウ平均は反発も上値重い ディズニーの再編計画を好感=米国株前半

市況
2023年2月10日 1時59分

NY株式9日(NY時間11:49)

ダウ平均   34020.09(+71.08 +0.21%)

ナスダック   11937.09(+26.57 +0.22%)

CME日経平均先物 27625(大証終比:+95 +0.34%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。ディズニー<DIS>が決算と7000人の人員削減を含む再編計画を発表し、株価が上昇していることがポジティブなムードにつながっている。ディズニーの発表で同社と委任状争奪戦を繰り広げていたアクティビスト(物言う株主)のペルツ氏率いる投資会社トライアンが争奪戦に終止符を打つと述べた。

ただ、取引開始直後にダウ平均は一時300ドル超上昇する場面も見られたが、その後は伸び悩む展開となっている。「高インフレの中で企業がどのような業績を上げてきたか、また今後どのような業績を期待できるかを知るために、決算の時期を注意深く見守ってきた。しかし、最新の企業報告にもかかわらず、市場は今回の決算を精彩を欠いたものとみなしている」との声も聞かれた。

S&P500企業の約3分の2が決算発表を終え、そのうち70%近くが最終利益が予想を上回った。ただ、この予想達成率は3年平均の79%は下回っている。きょうは引け後にペイパル<PYPL>、リフト<LYFT>、エクスペディア<EXPE>などが決算発表を予定。

取引開始前に新規失業保険申請件数が発表され、19万6000件と予想を上回り、ひっ迫していた労働市場が落ち着く可能性を示唆していた。ただ、市場はターミナルレート(最終到達点)を5.00%-5.25%、年内の利下げ期待を依然として予想しているが、FRBの想定以上の利上げと高金利の長期化への懸念も根強く、株価の上値を抑えている。

ディズニー<DIS> 113.50(+1.72 +1.54%)

アップル<AAPL> 153.21(+1.29 +0.85%)

マイクロソフト<MSFT> 268.84(+2.11 +0.79%)

アマゾン<AMZN> 99.26(-0.79 -0.79%)

アルファベットC<GOOG> 94.56(-5.44 -5.44%)

テスラ<TSLA> 211.02(+9.73 +4.83%)

メタ・プラットフォームズ<META> 181.87(-1.56 -0.85%)

AMD<AMD> 85.11(+0.42 +0.50%)

エヌビディア<NVDA> 229.12(+7.07 +3.18%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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