三井松島HDはカイ気配、今3月期業績上方修正と配当増額で配当利回り10%超え
三井松島ホールディングス<1518>は寄り付き大口の買い注文に商いが成立せず、カイ気配で水準を切り上げる展開となっている。同社は石炭の輸入販売を主力に、豪州やインドネシアに権益も有する石炭商社だが、石炭市況の高騰を背景に業績は絶好調に推移している。前週末10日取引終了後、今期3度目となる23年3月期業績予想の上方修正を発表、最終利益は従来予想の180億円から210億円(前期比3.9倍)に増額しており、これを手掛かり材料に投資資金が集中した。また、足もとの好業績を株主還元にも反映させ、今期年間配当は従来計画に50円上乗せの320円とすることを発表、これに伴い配当利回りは前週末終値換算で10%を超えることになり、株価にインパクトを与えている。
最終更新日:2023年02月13日 09時08分