スパバッグがS高カイ気配、紙製包装資材の受注堅調で23年3月期業績予想を上方修正
スーパーバッグ<3945>がストップ高の967円水準でカイ気配となっている。前週末10日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を247億円から249億円(前期比0.9%減)へ、営業利益を6000万円から3億2000万円(前期4億9600万円の赤字)へ、最終利益を1000万円から3億円(同6億4200万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。
第3四半期までの業績で、環境意識の高まりから紙製包装資材の受注が堅調だったことに加えて、人流回復による来店型事業における包装資材需要が想定を上回ったことが要因という。また、現在進行中である事業構造改革において、生産体制の効率化や不採算事業の見直し、固定費の削減に向けた取り組みなどを推進したことも寄与する。
同時に発表した第3四半期累計(22年4~12月)決算は、売上高194億2300万円(前年同期比0.9%減)、営業利益3億3500万円(前年同期2億8700万円の赤字)、最終利益2億7700万円(同2億4900万円の赤字)だった。