アルファ---3Qは2ケタ増収、経常利益以下は大幅な増益に
アルファ<3434>は10日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比16.6%増の460.25億円、営業利益が同33.4%減の1.72億円、経常利益が同123.4%増の9.68億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同134.1%増の6.54億円となった。
自動車部品事業(日本)の売上高は前年同期比19.8%増の64.82億円、セグメント損失は1.66億円(前年同期は3.24億円の損失)となった。依然として半導体供給不足に伴う得意先減産の影響を大きく受けた。
自動車部品事業(北米)の売上高は前年同期比18.2%増の90.96億円、セグメント損失は4.68億円(前年同期は1.77億円の損失)となった。依然として半導体供給不足に伴う得意先減産の影響を大きく受けたことに加え、円安進行に伴う為替換算の影響等があった。
自動車部品事業(アジア)の売上高は前年同期比12.0%増の137.70億円、セグメント利益は同98.2%減の0.05億円となった。ASEANでは新車向け受注品の量産開始等で売上増となったものの、中国では半導体供給不足に伴う得意先減産に加え、ロックダウンによる影響を大きく受けた。
自動車部品事業(欧州)売上高は前年同期比0.9%増の80.07億円、セグメント損失は3.07億円(前年同期は0.67億円の損失)となった。依然として得意先減産の影響を大きく受けている。
セキュリティ機器事業(日本)の売上高は前年同期比33.2%増の94.97億円、セグメント利益は同87.1%増の13.39億円となった。住宅市場での電気錠の認知や需要の高まりにより、前年同期に比べ住宅関連製品の売上は好調に推移した。ロッカーシステム事業については、レジャー・旅行客の増加に伴い、オペレーション収入が急速に回復した。また、物販については貴重品ロッカー、ゴルフ場向け更衣ロッカー、テーマパーク向けコインロッカー、無人販売機等の販売が好調に推移し、売上は前年度を上回った。
セキュリティ機器事業(海外)の売上高は前年同期比46.3%増の59.02億円、セグメント利益は同25.3%増の4.09億円となった。日本向け製品の生産増があった。
2023年3月期については、売上高は前期比11.6%増の600.00億円、営業利益は同19.3%増の7.00億円、経常利益は同25.4%増の13.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同16.6%増の7.00億円とする、2022年11月10日に修正した連結業績予想を据え置いている。
《SI》