神戸天然物化はS高カイ気配に張り付く、目を見張る営業益増額で過去最高を大幅更新へ
神戸天然物化学<6568>は大量の買い注文に寄り付く気配がなく、300円高はストップ高となる1531円でカイ気配に張り付いている。ここ急速に株価水準を切り上げてきたが、きょうはマドを開けて上昇加速しており、今なお買い注文が売り注文を大きく上回ったままの状況。このまま行けば大引けストップ高比例配分される可能性が高い。
同社は有機化合物の研究開発企業で、機能材料のほか医薬・バイオ分野へも展開する。足もとの業績は量産ステージ案件が好調なほか、医薬分野の開発案件の受注が高水準に推移し、会社側の想定を大幅に上回る状況となっている。前週末10日取引終了後に23年3月期業績予想の修正を発表、営業利益段階で従来計画の11億円から18億7000万円(前期比71%増)へと目を見張る増額修正を行い、19年3月期に達成した過去最高利益12億4000万円を大幅更新する見込みとなった。更に、今期年間配当も従来計画に3円増額の28円(前期実績は25円)とすることも発表しており、これを材料視する買いを呼び込んでいる。