東京株式(前引け)=大幅反落、リスク回避ムードで一時400円超の下げ
13日前引けの日経平均株価は前営業日比316円17銭安の2万7354円81銭と大幅反落。前場のプライム市場の売買高概算は6億1957万株、売買代金概算は1兆4145億円。値上がり銘柄数は580、対して値下がり銘柄数は1164、変わらずは91銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリスク回避の売り圧力が強まった。前週末の米国株市場ではNYダウは切り返しに転じたものの、米長期金利の上昇が嫌気されてハイテク株には売りが優勢となりナスダック総合株価指数は下値模索の動きが続いた。あすの米消費者物価指数(CPI)発表を控え、積極的な買いは入りにくかったが、週明けの東京市場でもこの流れを引き継いだ。日銀の金融政策の先行きに対する警戒感が重荷となっているほか、米株価指数先物が軟調な値動きとなっていることも買いを手控えさせている。日経平均は一時400円超の下げをみせる場面もあった。
個別では売買代金で1位と2位を占めたレーザーテック<6920>と東京エレクトロン<8035>がいずれも安い。ファーストリテイリング<9983>も下落した。資生堂<4911>が安く、メルカリ<4385>も売りに押された。フロンティア・マネジメント<7038>が急落、エル・ティー・エス<6560>は一時ストップ安に売り込まれた。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが高く、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株も高い。三井松島ホールディングス<1518>は商いを伴い大幅高に買われ、前場の値上がり率トップに。テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>も活況高、エフオン<9514>なども大幅に水準を切り上げた。
最終更新日:2023年02月13日 11時58分