サンコールが急落、23年3月期業績及び配当予想を下方修正
サンコール<5985>が急落している。前週末10日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を570億円から530億円(前期比11.7%増)、営業利益を20億円から6億円(同7.6%減)へ、純利益を15億円から10億円(同10.5%増)へ下方修正し、あわせて期末配当予想を27円から14円へ引き下げたことが嫌気されている。
自動車分野の回復が想定より遅れていることに加えて、各国の金融引き締めや景気後退懸念によりデータセンター向け投資が抑制されたことで、電子情報通信分野でHDD用サスペンション、通信関連の売り上げが下期に入り減少したことが要因としている。なお、年間配当は25円(前期20円)を予定している。
同時に発表した第3四半期累計(22年4~12月)決算は、売上高407億9800万円(前年同期比15.9%増)、営業利益8億6700万円(同56.8%増)、純利益9億1600万円(同67.5%増)だった。