AI関連銘は利益確定売り続く 投資家の間でも見方は半々=米国株個別
今週のAI関連銘柄は利益確定売りが続いている。このところの人気化で、先週はさすがに高値警戒感が出ているようだ。先週はガードフォース<GFAI>が40株を1株にする株式併合が発表されたこともあり、不安定な動きを助長していた。
マイクロソフト<MSFT>がチャットGPTを開発したオープンAI社に最大100億ドルを追加出資するとのニュースを手掛かりにAI関連株は人気化している。一方、同じくAIを手掛けるアルファベット<GOOG>傘下のグーグルは、チャットGPTに対抗して発表した「バード(Bard)」が不正確な回答を生成するなど不評で、先週のアルファベット株は売りが強まっていた。
投資家の間でも興奮が広がっているAIだが、ある調査によると、こうしたテクノロジーに投資価値があるかについて、投資家の見方はほぼ半々に分かれている。生成AIツールへのエクスポージャーがある株式を今後6カ月以内に買う計画だとの回答は49%に留まった。
なお、IT・ハイテク株全体へのエクスポージャーを拡大するとの回答は約41%、今後6カ月はエクスポージャーを据え置くとの回答は38%だったという。
(NY時間09:37)
C3.ai<AI> 22.08(-0.91 -3.96%)
ビッグベアー.ai<BBAI> 4.79(-0.03 -0.62%)
サウンドハウンドAI<SOUN> 3.74(-0.22 -5.66%)
ナーディ<NRDY> 2.90(-0.03 -1.02%)
ガードフォースAI<GFAI> 16.50(-2.40 -12.70%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美