ダウ平均は続伸 明日は米CPI=米国株前半
NY株式13日(NY時間12:06)
ダウ平均 34161.88(+292.61 +0.87%)
ナスダック 11880.93(+162.81 +1.38%)
CME日経平均先物 27685(大証終比:+245 +0.89%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸し、ナスダックも反発。市場は明日の米消費者物価指数(CPI)の発表を待っている。
先週は冴えない値動きだったものの、株価は今年に入ってから上昇し、S&P500は先週末までで6.5%上昇している。その支えがインフレ鈍化期待だ。明日の米CPIの内容次第ではその期待が後退し、インフレがFRBの目標を超えて定着するのではとの警戒感が強まる。
また、水曜日に米小売売上高と鉱工業生産も発表される。市場からは、1月分の米経済指標は天候の大幅改善もあり、12月に比べて好調な数字が予想されるとの指摘も出ている。見込み通りであれば、今週のデータは次回3月FOMCに続いて、5月も0.25%ポイントの利上げ予想を十分に正当化するという。
「ここで重要なのは、インフレがどの水準で安定し始めるかだ。インフレ要因が続くようであれば、FRBは市場の想定よりも多くのことを行うか、高金利を長く維持しなければならない状況になる」といった声も出ている
決算シーズンはピークアウトしているが、今週もアプライド<AMAT>やシスコシステムズ<CSCO>、コカ・コーラ<KO>などのいくつかの主力銘柄が週後半に報告を行う予定。決算については、売上高と利益がコンセンサス予想を下回った企業の割合が例年より多くなっている。全体として、最終利益は前年比4.9%の減益が予想されており、2020年以降で初めての減益が見込まれている。
アップル<AAPL> 153.57(+2.56 +1.70%)
マイクロソフト<MSFT> 273.29(+10.19 +3.87%)
アマゾン<AMZN> 99.28(+1.67 +1.71%)
アルファベットC<GOOG> 94.52(-0.34 -0.36%)
テスラ<TSLA> 193.81(-3.08 -1.56%)
メタ・プラットフォームズ<META> 179.67(+5.52 +3.17%)
AMD<AMD> 83.05(+1.57 +1.93%)
エヌビディア<NVDA> 219.03(+6.38 +3.00%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美