14日の株式相場見通し=反発、米株高好感し2万7000円台後半へ

市況
2023年2月14日 8時00分

14日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となり、日経平均株価は切り返しに転じる公算が大きい。前日は目先筋の利益確定売りや戻り売りが表面化し朝方に400円を超える下げをみせたが、その後は下げ渋り240円あまりの下落でとどめるなど下値抵抗力を発揮した。きょうは前日の下げを取り返す形で2万7000円台後半に歩を進める展開が想定される。米国株市場では足もと再びリスクオンの地合いとなっている。前日はNYダウが大幅続伸したほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も4日ぶりに反発した。1月の米消費者物価指数(CPI)発表を前に動きにくい場面ではあったが、この日に開示された1月の消費者調査がインフレの先行き鈍化を示唆する内容だったことで、FRBの金融引き締め長期化に対する警戒感が後退した。東京市場では、次期日銀総裁となる見通しの植田和男氏が金融緩和策の修正を拙速には行わない構えをみせていることで、やや安堵感も漂っている。外国為替市場でも足もと132円台の推移と円安水準にあることで、輸出セクター中心に追い風となりやすい。ただ買い一巡後は、日本時間今晩に発表予定の米CPIの結果を見極めたいとの思惑が上値を重くする可能性がある。

13日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比376ドル66セント高の3万4245ドル93セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同173.669ポイント高の1万1891.789だった。

日程面では、きょうは22年10~12月期GDP速報値、12月の鉱工業生産指数など。海外では1月の英失業率、10~12月期ユーロ圏GDP改定値、1月の米消費者物価指数(CPI)など。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.