タナベに買い殺到、総還元性向100%目安の株主還元方針など発表し投資資金が集中
タナベコンサルティンググループ<9644>に寄り付き買いが殺到し気配値のまま水準を切り上げる展開となっている。同社は経営コンサルティング大手で大企業から中堅企業まで幅広く対応し、デジタルトランスフォーメーション(DX)コンサルでも強みを発揮する。
業績は中長期成長路線をひた走る状況にあり、23年3月期第3四半期(22年4~12月)は売上高が前年同期比15%増の91億4000万円、営業利益は同37%増の10億4600万円と大幅な伸びを達成した。好業績を背景に今期年間配当は従来計画の26円に16円増額することも発表した。更に、同日に株主還元方針の変更を発表、26年3月期まで「連結総還元性向100%を目安」「機動的な自己株式の取得」を掲げるほか、「DOE(株主資本配当率)6%以上」の配当を実施するとしており、これが株価にインパクトを与えている。