ゾエティスが決算受け上昇 犬用の寄生虫駆除剤が伸長=米国株個別
動物用医薬品のゾエティス<ZTS>が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想範囲内となった。ただ、通期のガイダンスで売上高見通しが予想を上回ったことが好感されている。
米国のペット向け製品の売上高が、犬用の「シンパリカ・トリオ」を中心とした寄生虫駆除剤の伸長により12%伸びたことが貢献した。
アナリストは「不確かな獣医の訪問量、寄生虫駆除剤の競合出現、世界的な不況のダイナミクスを考慮すれば、第4四半期の売上高と1株利益はポジティブな結果と見ている」という。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.15ドル(予想:1.15ドル)
・売上高:20.4億ドル(予想:20.1億ドル)
ペット:13.0億ドル(予想:12.7億ドル)
家畜:7.10億ドル(予想:7.16億ドル)
受託製造:2700万ドル(予想:2430万ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.34~5.44ドル(予想:5.37ドル)
・売上高:85.8~87.3億ドル(予想:85.6億ドル)
(NY時間10:44)
ゾエティス<ZTS> 171.35(+8.21 +5.03%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美