前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
■オプトラン <6235> 1,982円 (-500円、-20.2%) ストップ安
東証プライムの下落率トップ。オプトラン <6235> [東証P]がストップ安。同社は2月13日大引け後に決算を発表、22年12月期の連結経常利益は前の期比10.9%増の87.6億円に伸びたが、23年12月期は前期比1.8%減の86億円に減る見通しとなったことで嫌気されたようだ。
■タカトリ <6338> 6,250円 (-1,500円、-19.4%) ストップ安
タカトリ <6338> [東証S]がストップ安。13日の取引終了後に発表した第1四半期(22年10-12月)連結決算が、売上高25億4400万円(前年同期比3.6%減)、営業利益2億6900万円(同40.0%減)、純利益2億100万円(同37.9%減)と大幅減益となったことが嫌気された。国内外でパワーデバイス市場の設備投資意欲が旺盛なことに加えて、市場のニーズを捉えた装置の開発が奏功し、電子機器事業で新素材加工機器の受注・売り上げが堅調に推移した。また、医療機器事業も販売額が大幅に増加したが、新型コロナウイルス感染症の影響が根強く残る繊維機器事業が低調に推移したほか、電子部品の供給停滞状況の長期化や原材料高騰も響き大幅減益となった。なお、23年9月期通期業績予想は、売上高160億円(前期比56.5%増)、営業利益22億円(同62.8%増)、純利益16億円(同55.6%増)の従来見通しを据え置いている。
■WSCOPE <6619> 1,215円 (-269円、-18.1%)
東証プライムの下落率2位。ダブル・スコープ <6619> [東証P]が3日続急落。13日の取引終了後に23年12月期業績予想を発表。純利益を前期比61.5%減の17億円と大幅減益の見通しを示しており、これを嫌気した売りが膨らんだ。今後の大幅な需要増に対応するため、既存設備の生産量増加に向けた工事や製品品質認証に関する手続きを計画しており、これに伴い一定額の費用を計上することが要因。売上高は同10.9%増の500億円と増収基調継続を見込んでいる。同時に発表した22年12月期決算は、売上高が前の期比50.5%増の451億円、純利益が前の期の赤字から黒字転換となる44億1300万円だった。
■日工営 <1954> 3,275円 (-265円、-7.5%)
日本工営 <1954> [東証P]が続急落。同社は2月13日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表、23年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結最終損益が10.5億円の赤字(前年同期は6.1億円の黒字)に転落したことで嫌気されたようだ。
■カルタHD <3688> 1,523円 (-123円、-7.5%)
CARTA HOLDINGS <3688> [東証P]が3日続急落。同社は2月13日大引け後に決算を発表、22年12月期の連結最終利益は前の期比2.2%減の30.3億円になり、23年12月期も前期比96.7%減の1億円に大きく落ち込む見通しとなったことで嫌気されたようだ。
※14日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース