本日注目すべき【好決算】銘柄 アウトソシン、シェアテク、トレンダ (14日大引け後 発表分)

注目
2023年2月15日 7時01分

2月14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

アウトソシン <2427> [東証P]  ★今期最終は75%増で2期連続最高益、18円増配へ

◆22年12月期の連結最終利益は前の期比15倍の102億円に伸びて着地。続く23年12月期も前期比74.9%増の180億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は新規のM&A投資を抑制して財務体質の改善に重点を置き、オーガニック成長に注力するほか、利益面ではグループ再編やスケールメリットに加えてデジタルテクノロジーを活用した販管効率化を加速させる方針。

併せて、前期の年間配当を22円→25円(前の期は31円)に増額し、今期も前期比18円増の43円に大幅増配する方針とした。

同時に、25年12月期に営業利益515億円(前期実績は220億円)を目指す中期経営計画を発表。

グッドライフ <2970> [東証S]  ★今期経常は79%増で4期ぶり最高益更新へ

◆22年12月期の連結経常利益は前の期比29.5%増の5億4500万円に伸びて着地。続く23年12月期も前期比78.9%増の9億7500万円に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力のアセットマネジメント事業で土地や建て売りの販売件数が大幅に増加し、70.0%の大幅増収を見込む。

シェアテク <3989> [東証G]  ★10-12月期(1Q)最終は4.2倍増益で着地

◆23年9月期第1四半期(10-12月)の連結最終利益は前年同期比4.2倍の2.7億円に急拡大して着地。生活トラブルのマッチングサイトを運営する「暮らしのお困りごと」事業でカギジャンルの売上高が大幅に回復したことが寄与。広告宣伝費をコントロールしたことも増益につながった。

モイ <5031> [東証G]  ★前期経常を6.9倍上方修正

◆23年1月期の経常利益(非連結)を従来予想の1500万円→1億0400万円に6.9倍上方修正。減益率が92.7%減→49.5%減に縮小する見通しとなった。マーケティング施策の見直しに伴う広告宣伝費や販売促進費の圧縮などで販管費が想定を下回ったことが上振れの要因。

トレンダーズ <6069> [東証G]  ★今期経常を18%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比75.3%増の9.1億円に拡大して着地。SNSマーケティング需要の拡大を背景に、マーケティング事業でインフルエンサーマーケティングと美容メディア「MimiTV」が高水準な成長が継続したことが寄与。

併せて、通期の同利益を従来予想の8.5億円→10億円に17.6%上方修正。増益率が43.8%増→69.2%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

フェニクスB <6190> [東証G]  ★今期経常を54%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は4億4600万円の黒字(前年同期は1億5800万円の赤字)に浮上して着地。海外市場の抗B型肝炎薬の受託試験やマウス販売が大きく伸び、77.9%の大幅増収を達成したことが寄与。

併せて、通期の同損益を従来予想の2億1100万円の黒字→3億2500万円の黒字(前期は1億2700万円の赤字)に54.0%上方修正し、従来の7期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

キャリア <6198> [東証G]  ★10-12月期(1Q)経常は4.5倍増益、対通期計画88%進捗

◆23年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比4.5倍の2.6億円に急拡大して着地。シニアケア事業で新型コロナウイルスワクチン接種の看護師派遣を受注したほか、シニアワーク事業における請負などの大型案件も寄与し、41.9%の大幅増収を達成した。

第1四半期実績だけで、通期計画の3億円に対する進捗率は88.3%に達しており、業績上振れが期待される。

いつも <7694> [東証G]  ★今期経常を92%上方修正

◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の9000万円→1億7300万円に92.2%上方修正。減益率が84.6%減→70.3%減に縮小する見通しとなった。マーケットプレイスサービスにおけるEC事業代行の売上高が想定以上に好調に推移していることが要因。

トレイダーズ <8704> [東証S]  ★今期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の30億円→36億円に20.0%上方修正。増益率が27.1%増→52.5%増に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。活況な外国為替市場を背景にトレーディング収益が増加することが寄与。販管費の見直しに伴う広告代理店の変更などで取引関係費用が想定を下回ることも利益を押し上げる。

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