エヌ・シー・エヌ---3Qは2ケタ増収、住宅分野と非住宅分野のいずれも2ケタ増収

材料
2023年2月15日 11時39分

エヌ・シー・エヌ<7057>は14日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比16.2%増の71.10億円、営業利益が同15.3%増の3.44億円、経常利益が同14.8%増の3.42億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同12.2%減の1.86億円となった。

住宅分野の売上高は前年同期比10.9%増の57.23億円となった。当第3四半期連結累計期間のSE構法出荷数は929件(前年同期比15.2%減)となったが、SE構法出荷1棟あたりの平均売上金額が前年同期比1.3倍程度に上昇した。また、当第3四半期連結会計期間においてSE構法登録施工店は新規に16社加入し、605社となった。

非住宅分野の売上高は前年同期比76.1%増の11.53億円となった。当第3四半期連結累計期間のSE構法出荷数は68棟(前年同期比51.1%増)であった。SE構法以外の大規模木造建築を扱う木構造デザインでは、継続的なプロモーション活動及び営業活動により、当第3四半期連結累計期間の構造計算出荷数は35棟(同105.9%増)となった。その結果、非住宅分野全体の構造計算出荷数は、136棟(同166.7%増)と大きく増加した。また、今後さらに高まることが予想される大規模木造建築のニーズをとらえ事業拡大していくことを目的に、2022年10月1日付で翠豊の株式51.2%を取得し子会社化した。

環境設計分野の売上高は前年同期比6.4%増の1.59億円となった。2021年4月より説明義務化となった住宅の省エネ性能に対して、補助金の受給に関するコンサルティング業務と合わせてサービス提供することで、木造住宅集合住宅及び非住宅木造物件向けの一次エネルギー計算書の出荷数は1,845件(前年同期比20.4%増)となった。

子会社関連会社では、サブスク型セカンドハウス事業を行うSanuとの合弁会社N&S開発を設立し、SE構法を利用した商品開発を行うとともに、同社の登録施工店ネットワークを利用したセカンドハウス建設を計画し、新規需要増加へ向けた取り組みをスタートさせた。

2023年3月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比7.8%増(前回予想比5.0%減)の92.43億円、営業利益が同4.4%減(同11.8%減)の3.78億円、経常利益が同3.8%減(同12.6%減)の4.03億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.7%減(同29.7%減)の2.29億円としている。

《SI》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.