本日注目すべき【好決算】銘柄 電算、T-BASE、JALCO (15日大引け後 発表分)
2月15日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
電算 <3640> [東証S] ★今期経常を77%上方修正・11期ぶり最高益、配当も8円増額
◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の12.4億円→22億円に77.0%上方修正。増益率が0.1%増→77.1%増に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。公共分野で行政手続きのオンライン化や転出・転入手続きのワンストップ化などの法制度改正対応のほか、新型コロナウイルス感染症対策に伴う各種対応などが進展したことが要因。また、産業分野において各種システムの引き合いが増加し、開発および導入作業も順調に進んだことなども上振れにつながる。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の37円→45円(前期は35円)に増額修正した。
T-BASE <3415> [東証P] ★前期経常を32%上方修正、初配当2円実施へ
◆23年1月期の連結経常利益を従来予想の1億8000万円→2億3800万円に32.2%上方修正した。国内でインバウンド需要の回復がプラスに働いたほか、11月以降の気温低下で冬物商品などの販売も伸びた。また、プレセール期間の短縮と値引き率の抑制に加え、経費削減の進展も利益を押し上げた。
併せて、従来無配としていた期末一括配当は初配当となる2円を実施する方針とした。
ビーロット <3452> [東証P] ★今期経常は51%増で4期ぶり最高益更新へ
◆22年12月期の連結経常利益は前の期比60.9%増の24.1億円に伸びて着地。続く23年12月期も前期比50.7%増の36.4億円に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期はコロナ禍において販売を見送っていたホテル系アセットの収益改善と売却を進める方針。
JALCO <6625> [東証S] ★今期最終を41%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆23年3月期の連結最終利益を従来予想の14.5億円→20.5億円に41.4%上方修正。増益率が60.0%増→2.3倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。連結子会社同士の吸収合併による税負担の軽減に加え、賃貸用不動産2物件の売却に伴い約5億円の特別利益が発生することが上振れの要因となる。
スローガン <9253> [東証G] ★23年2月期に初配当8円を実施へ
◆従来無配としていた23年2月期の期末一括配当は初配当となる8円を実施する方針とした。来期以降の投資計画を勘案しても安定した配当を維持できる財務状況を踏まえ、株主への利益配分を行う。
権利付き最終日を24日に控え、配当取り狙いの買いなどが期待される。
株探ニュース