1月の米PPIもFRBのタカ派姿勢を裏付ける
日本時間22時半に1月の米生産者物価指数(PPI)が発表され、最終需要の指数は前月比0.7%上昇し、6月以来の上昇幅となった。エネルギーコストの上昇が後押しした。前年比では6.0%の上昇となり、いずれも予想を上回っている。食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.5%上昇し、前年比では5.4%上昇。こちらも予想を上回った。
財の指数も1.2%上昇し、6月以来の上昇幅となったほか、主要なサービス指数もしっかりと上昇。なお、食品、エネルギー、貿易サービスを除くPPIも前月比0.6%上昇し、3月以来の上昇幅となった。
今週の米消費者物価指数(CPI)に続き、FRBのタカ派姿勢を裏付ける内容となった。同指数はサプライチェーン改善、商品価格の値下げ、需要の抑制の中で、ここ数カ月は概して冷え込んでいた。
米生産者物価指数(1月)22:30
結果 0.7%
予想 0.4% 前回 -0.2%(-0.5%から修正)(前月比)
結果 6.0%
予想 5.4% 前回 6.5%(6.2%から修正)(前年比)
結果 0.5%
予想 0.2% 前回 0.3%(0.1%から修正)(コア・前月比)
結果 5.4%
予想 4.8% 前回 5.8%(5.5%から修正)(コア・前年比)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美