NY株式:米国株式市場はまちまち、利上げ加速懸念が緩和

市況
2023年2月20日 7時55分

ダウ平均は129.84ドル高の33,826.69ドル、ナスダックは68.56ポイント安の11,787.27で取引を終了した。

連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派発言を受けた利上げ加速を懸念した売りが続き、寄り付き後、下落。その後、リッチモンド連銀のバーキン総裁が柔軟な対応として0.25ポイントの利上げに支持を表明したため大幅利上げへの懸念が緩和し、売りの勢いも弱まった。終盤にかけ、連休を控えた買い戻しが強まりダウ平均は上昇に転じた。ナスダック総合指数も下げ幅を縮小したが下げを埋めきれず、まちまちで終了。セクター別では、家庭・パーソナル用品や自動車・自動車部品が上昇、エネルギーが下落した。

農機具メーカーのディア(DE)は四半期決算で1株利益が予想を上回り上昇。自動車販売会社のオートネーション(AN)は四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回り、四半期としては過去最高を記録したほか、売上高も予想を上回り買われた。また、オンラインギャンブルプラットフォーム運営のドラフトキングス(DKNG)も第4四半期決算で損失が予想程には拡大せず、さらに、見通しも予想を上回ったため上昇。

一方、バイオのモデルナ(MRNA)は開発中のメッセンジャーRNA(mRNA)テクノロジーに基づく季節性インフルエンザワクチンを巡る臨床試験の結果が振るわず下落。自動車メーカーのフォード(F)は電気ピックアップトラック「F150」で別のバッテリー不具合が見つかったと発表し、小幅下落となった。

FRBのボウマン理事は参加した討論会で、企業が依然人手不足を報告しているとし、インフレに一段の進展が見られるまで利上げを継続する必要があるとの考えを示した。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

提供:フィスコ

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