クリングルの上値追い鮮烈、再生医療分野での活躍期待でバイオ株人気の象徴に

材料
2023年2月21日 10時44分

クリングルファーマ<4884>が鮮烈な上げ足をみせている。前日に続く急伸できょうは一時24%高に買われ全市場を通じての値上がり率首位を争う状況となっている。同社は肝細胞増殖因子(HGF)タンパク質を活用した難治性疾患の治療薬の研究開発を行っている。

足もとの業績は赤字ながら再生医療分野での独自技術が脚光を浴びており、今月1日には慶応大学と協業で進めている慢性期完全脊髄損傷に対する複合治療に世界で初めて成功したことを発表し、耳目を集めた経緯がある。目先新たな買い材料が出現したわけではないものの、市場では「メッセンジャーRNAのがん治療への応用などの横軸展開や、mRNAに絡むバイオ工場が国内で稼働する状況下にあって、バイオ関連株には思惑が向かいやすい」(準大手証券ストラテジスト)という声がある。また、同社株については株式需給面でも追い風が吹く。外資系経由での貸株調達による空売りが観測されていたが、直近その買い戻しが株価に浮揚力を与えているもようだ。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.