株価指数先物【昼のコメント】 支持線割れから下へのバイアス強まるも、節目の2万7000円接近でショートカバー意識
日経225先物は11時30分時点、前日比370円安の2万7080円(-1.34%)前後で推移。寄り付きは2万7240円と、シカゴ先物清算値(2万7255円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。その後75日移動平均線が支持線として意識されるなか、2万7290円まで下げ渋る動きが見られた。ただし、仕掛け的なショートから支持線を割り込むと、ヘッジに絡んだショートの動きが強まり下落幅を広げ、終盤にかけて一時2万7020円まで売られる場面が見られた。
日経225先物は、1カ月ほど支持線として機能していた75日線を明確に下回ったことから、下へのバイアスが強まった。ただし、節目の2万7000円近辺まで一気に下げたことで、ショートカバーに向かいやすいだろう。一目均衡表の雲上限水準までの下げにより、一巡感も意識されやすい。グローベックスの主要な米株先物は小幅ながらプラス圏で推移していることもあり、後場はオプション権利行使価格の2万7000~2万7250円辺りでの推移が想定される。なお、NT倍率は先物中心限月で13.72倍に低下した。前日の安値13.71倍を割り込まなければ、持ち高調整に伴うNTショートの巻き戻しに向かわせよう。
株探ニュース