ドイツ銀、クレディ・スイス資産の一部購入を昨秋に検討
ドイツ銀はクレディ・スイスが一連のスキャンダルと財務上の打撃を受けた後、昨年秋に資産の一部購入を検討していたことが明らかとなった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。ドイツ銀はクレディ・スイスのウェルス・マネジメント部門など、個々の事業について分析していたという。
このプロジェクトはクレディ・スイスが昨年10月に再編成を発表して以来、保留されているが、クレディ・スイスが再び売却を検討すれば、再開される可能性があるという。
クレディ・スイスの再編計画の主な柱は、証券化商品事業を投資会社アポロに売却し、資本市場事業を新会社に分離することだが、追加で大幅な資産売却には踏み切らなかった。