東京株式(前引け)=294円高、植田氏の「金融緩和継続」姿勢を好感
24日前引けの日経平均株価は前営業日の22日に比べ294円46銭高の2万7398円78銭。前場のプライム市場の売買高概算は6億7096万株、売買代金は1兆6999億円。値上がり銘柄数は1288、値下がり銘柄数は462、変わらずは84銘柄だった。
日経平均株価は堅調。一時300円超す上昇となり、2万7500円に接近する場面があった。前日のニューヨーク市場は、ハイテク株などを中心に買いが入りNYダウが3日ぶりに反発した。また、この日衆院で次期日銀総裁候補の植田和男氏に対する所信聴取が行われ、同氏が「日銀の金融政策は適切」と述べ、金融緩和を継続する姿勢を示したことを好感する買いが入った。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が高く、ソフトバンクグループ<9984>やソニーグループ<6758>がしっかり。日本郵船<9101>や信越化学工業<4063>が高い。半面、日本製鉄<5401>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が安く、ファーストリテイリング<9983>や任天堂<7974>、三菱商事<8058>が値を下げた。