三協立山は戻り高値奪回が目前、超低PBRで依然として解散価値の4分の1の水準
三協立山<5932>は上値指向鮮明、きょうで4日続伸し一時24円高の687円まで上値を伸ばした。今年1月末につけた688円の戻り高値にほぼツラ合わせとなり、新波動入りを目前に捉えている。アルミ建材大手で住宅用やビル用での実績が高い。資材価格の上昇も、製品価格への転嫁が利いている。23年5月期業績予想については営業利益段階で期初見通しの50億円から37億円に減額しているが、株価面には織り込みが進んでおり、時価予想PERは10倍前後と依然として割安感がある。なお、今期年間配当は前期比5円増配となる20円を計画し、3%近い配当利回りを維持しているが、PBRは0.25倍程度で、会社解散価値の実に4分の1まで売り込まれた株価水準で水準訂正余地が意識されている。