カーバナが決算受け大幅安 売上高も販売台数も予想下回る 流動性への懸念も=米国株個別
オンライン中古車販売のカーバナ<CVNA>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以上に膨らんだほか、売上高も予想を下回った。販売台数も予想に届かなかったほか、中古車1台当たり粗利益も予想の半分に留まっている。
今回の決算を受けてアナリストは、同社は厳しい市場と流動性へのリスクの高まりに直面していると指摘している。「同社の負のスパイラルは続いており、投資家は流動性リスクを懸念するだろう。そして、下半期に回復が加速する可能性は高いと見られるが、その水準は小幅に留まる。第4四半期が底となる可能性も高いが、来年まで損益均衡のEBITDAを達成する可能性は低い」などと述べていた。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益(調整後):-7.61ドル(予想:-2.19ドル)
・売上高:28.4億ドル(予想:30.9億ドル)
・中古車販売台数:8万6977台(予想:9万4394台)
・卸売販売台数:3万9918台(予想:4万2904台)
・中古車1台当たり粗利益:425ドル(予想:1038ドル)
(NY時間09:52)
カーバナ<CVNA> 8.20(-1.88 -18.65%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美