テグナが大幅安 米FCCが買収に懸念示す=米国株個別
メディア・マーケティングサービスのテグナ<TGNA>が大幅安。同社は投資会社のスタンダード・ジェネラルLPによる54億ドルの買収が協議されているが、米連邦通信委員会(FCC)が、1年前に提案されたこの買収により、消費者への値上げをもたらすことを懸念していると指摘。また、この取引によって同社のローカルコンテンツが減少する可能性もあるとし、公聴会を開くよう要請している。
FCCのローゼンウォーセル委員長は「この取引が反競争的に価格を引き上げたり、地元のニュースルームの雇用を危険にさらさないよう、より綿密に検討するよう求める。われわれはこれらの重要な問題に対処するために必要な時間を取る」と述べている。
公聴会の日付はまだ決まっていないが、審査を引き延ばすことにより、買収完了の時間枠を超える可能性がある。ニュースギルド-CWA組合は「これまでの地方メディアの買い手が行ってきたように雇用を削減し、報道を減らすかもしれない」とこの取引に反対している。
(NY時間09:56)
テグナ<TGNA> 16.84(-5.00 -22.91%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美