外為サマリー:米金利の低下一服で一時136円30銭台に強含む
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=136円18銭前後と前日とほぼ同水準となっている。
27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=136円19銭前後と前週末に比べて30銭弱のドル安・円高で取引を終えた。米1月耐久財受注が悪化したことを受けて米長期金利が低下し、これが影響するかたちで一時135円92銭まで軟化した。
ただ、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの見方は根強く、この日の東京市場のドル円相場はしっかり。時間外取引で米長期金利の低下が一服するなか、午前9時00分ごろには136円35銭まで強含む場面があった。とはいえ、足もとでドル高・円安が進んでいた反動から持ち高調整の動きが出やすく上値は限定的となっている。一方、ユーロは欧州中央銀行(ECB)の利上げ継続観測などから堅調に推移している。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0610ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0060ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=144円49銭前後と同90銭弱のユーロ高・円安で推移している。