ディッシュが下落 ランサムウェア攻撃で一部のデータが漏洩と発表=米国株個別
ケーブル・衛星放送のディッシュ・ネットワーク<DISH>が下落。最近のランサムウェア攻撃で一部のデータが盗まれたと発表した。また、アナリストが投資判断を「売り」に2段階引き下げ、目標株価も従来の30ドルから10ドルに引き下げている。
以前のサイバー攻撃の一部で、個人情報を含む一部のデータがITシステムから抜き取られたことが前日に判明したという。ディッシュTV、スリングTV、ワイヤレスおよびデータネットワークは引き続き稼働しているものの、社内通信、カスタマーコールセンター、インターネットサイトが影響を受けたと発表。影響を受けたシステムの復旧に努めており、着実に前進していると述べている。
一方、アナリストは「有料放送の動向、マーケティング費用の増加、インフレ圧力により、EBITDAの減少が予想される」と指摘。「資本支出の増加を考慮すると、フリーキャッシュフロー(FCF)の動向は今後2年間はますます赤字が膨らむ」とも付け加えた。
(NY時間14:18)
ディッシュ<DISH> 11.44(-0.77 -6.27%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美