本日注目すべき【好決算】銘柄 味の素、シンプレクス、大光 (28日大引け後 発表分)
2月28日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
味の素 <2802> [東証P] ★今期最終を8%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆23年3月期の連結最終利益を従来予想の830億円→900億円に8.4%上方修正。増益率が9.6%増→18.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。神奈川県川崎市に保有する遊休資産の売却に伴い、売却益280億円が発生することが上振れの要因。一方、味の素フーズ・ノースアメリカに係るのれんの減損損失120億円も計上する。
同時に、719万8100株(発行済み株式数の1.34%)を3月27日付で消却すると発表。
併せて、31年3月期にROE約20%(今期予想は11%)、EPS今期の約3倍を目指す中期経営ロードマップを発表。
モロゾフ <2217> [東証P] ★前期配当を20円増額修正
◆23年1月期の期末一括配当を従来計画の45円→65円(前の期は1→2の株式分割前で90円)に大幅増額修正した。好調な業績や財務状況などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。
大光 <3160> [東証S] ★今期経常を65%上方修正
◆23年5月期の連結経常利益を従来予想の4億円→6.6億円に65.0%上方修正。増益率が72.4%増→2.8倍に拡大する見通しとなった。外食産業の事業環境改善を背景に売上高が堅調に推移するなか、販売価格の見直しや経費抑制による採算向上が利益を押し上げる。
一方、120万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限23万2500株の第三者割当増資を実施するほか、既存株主による35万株の株式売り出しを行う。
シンプレクス <4373> [東証P] ★今期最終を9%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆23年3月期の連結最終利益を従来予想の45.8億円→50億円に9.0%上方修正。増益率が9.1%増→18.9%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。生損保一体型基幹ソリューションの大型案件が進行中の保険ソリューションや戦略/DXコンサルティングの業績が順調に推移していることが要因。
株探ニュース