株価指数先物【昼のコメント】 前場でショート一巡、プラスに転じてくる局面では2万7560円を試す動きも
日経225先物は11時30分時点、前日比20円安の2万7450円(-0.07%)前後で推移。寄り付きは2万7400円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7425円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行した。その後は2万7350円~2万7400円辺りで保ち合い、中盤にかけてレンジを下放れると2万7300円まで下げ幅を広げた。ただし、75日移動平均線が支持線として意識されるなか、同線接近では下げ渋る動きとなった。終盤にかけてはショートカバーを見せており、前引け直後のランチタイムで2万7450円まで下落幅を縮めた。
日経225先物は売りが先行したが、75日線辺りを支持線としてショートカバーの動きとなった。25日線が位置する2万7460円辺りでは強弱感が対立しやすく、同線に上値を抑えられるようだと、改めてショートを誘い込む可能性はありそうだ。もっとも、米経済指標の結果待ちのなかでオーバーナイトのポジションは取りづらく、下へのバイアスは強まらないだろう。反対にプラスに転じてくる局面では、ナイトセッションで付けた2万7560円処を試す動きが意識されそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で一時13.74倍に低下した後は、13.78倍に上昇している。米経済指標の発表を前に持ち高調整をみせるようだと、NTショートを巻き戻す動きが意識されやすいだろう。
株探ニュース