2月のISM製造業景気指数は予想範囲内も想定の逆に

市況
2023年3月2日 0時25分

日本時間0時に発表になった2月のISM製造業景気指数は47.7と前回と同水準で、判断基準の50を4カ月連続で下回った。ただ、想定とは逆の内容も見られ、落ち込みが続いていた新規受注が予想外に盛り返し、堅調と思われていた雇用指数が50以下に再び低下している。

小幅ではあるものの6カ月ぶりの改善を見せたが、脆弱な需要とインフレ圧力の高まりの中で、米製造業は依然として収縮領域に留まっている。拡大を報告したのは14業種中4業種だけとなった。

発表元のISM製造業景況調査委員会は「価格水準や納期に関する買い手と供給者の意見の相違により、新規受注は依然低迷しているが、今回の上昇は2月の進展を示唆している」と説明している。また、「パネリスト企業は下期の業績強化に備え、予測される上期の低迷期にも従業員数を維持しようとし続けている」とも述べた。

ISM製造業景気指数(2月)00:00

結果 47.7

予想 47.8 前回 47.4

ISM製造業景気指数(2月)

景気指数 47.7(47.4)

新規受注 47.0(42.5)

生産   47.3(48.0)

雇用   49.1(50.6)

入荷遅延 45.2(45.6)

在庫   50.1(50.2)

仕入価格 51.3(44.5)

輸出   49.9(49.4)

()は前回

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.