【市場反応】米2月ISM製造業景況指数、価格指数が予想外の50台、ドル買い再開
米2月ISM製造業景況指数は47.7と、1月47.4から上昇も予想を下回った。ただ、ISM支払い価格指数は51.3と、予想外に活動の拡大と縮小の境目である50を上回り昨年9月来で最高となった。インフレが予想程、速やかに進んでいないあらたな証拠となった。
同時刻に発表された米1月建設支出は前月比―0.1%と、プラス改善予想に反して12月-0.7%に続き2カ月連続のマイナス。
事前に発表された米2月製造業PMI改定値は47.3と、予想外に速報値47.8から下方修正された。1月からは上昇も4カ月連続の50割れとなった。
根強いインフレを受けて米国債相場は下落。10年債利回りは4%台へ急伸し年初来で最高水準となった。ドル買いも再開し、ドル・円は135円26銭の安値から136円25銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0691ドルの高値から1.0651ドルまで反落。ポンド・ドルは1.2074ドルから1.1965ドルまで下落した。
【経済指標】・米・1月建設支出:前月比―0.1%(予想:+0.2%、12月:-0.7%←-0.4%)・米・2月ISM製造業景況指数:47.7(予想:48.0、1月:47.4)・米・2月製造業PMI改定値:47.3(予想:47.8、速報値:47.8)
《KY》