米財務省高官が中国を訪問
米財務省のカプロス次官補代理(アジア担当)が先週、中国を訪問した。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。米中間の緊張が高まっているにもかかわらず、対話は途切れていないことを示唆している。カプロス氏は中国側の担当者と、マクロ経済や金融問題について実務者レベルの協議を行ったという。
米中両国は昨年、ハイレベル対話を再開することに合意していたが、ブリンケン国務長官は気球問題を巡り、予定されていた中国訪問を延期した。イエレン米財務長官も、ブリンケン長官から間を置かずに中国を訪問する予定だった。ただ、カプロス氏の訪問はイエレン長官の訪問を設定することが目的ではなかったという。
カプロス氏と中国側との会談は建設的で友好的で、両者はイエレン長官の訪問の可能性について簡単に議論したが、結論は出なかったという。