株価指数先物【昼のコメント】 2月の戻り高値を突破し、ボリンジャーの+3σ水準まで上昇
日経225先物は11時30分時点、前日比390円高の2万7910円(+1.41%)前後で推移。寄り付きは2万7660円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7705円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行した。寄り付き直後に付けた2万7640円を安値にリバウンド基調が強まり、中盤には2月6日の戻り高値2万7820円を突破。買い一巡後はオプション権利行使価格の2万7875円処での推移を見せていたが、終盤にかけてこれを上放れ、ランチタイムには一時2万7920円まで上げ幅を広げた。
日経225先物は、ナイトセッションでボリンジャーバンドの+1σを上放れ、日中取引で+3σまでの強い上昇となった。2月の米ISM非製造業景況指数の発表を控えていることもあり、後場は次第にこう着感が強まりやすいと考えられ、オプション権利行使価格の2万7875円辺りでの保ち合いになりそうだ。ただし、2月の戻り高値水準を上回って推移するようだと、ショートカバーを強めてくる可能性も想定されるため、短期とはいえショートでのエントリーは避けておきたい。なお、NT倍率は先物中心限月で13.80倍と小幅に上昇して推移している。緩やかながらも下値切り上げによる上昇が見られているため、ややNTロング優位の流れとなった。
株探ニュース