コストコが決算受け下落 2月単月の既存店売上高が予想を下回る=米国株個別
会員制倉庫スーパーのコストコ<COST>が下落。前日引け後に12-2月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、既存店売上高や売上高は若干予想を下回った。米国が予想ほど伸びなかった。また、2月単月の既存店売上高も公表し、3.5%増と市場予想(4.7%増)を下回った。
アナリストは「第2四半期の決算は自身の予想に沿った内容であり、売上高の増加傾向は依然として極めて安定している」と評した。その一方で、「2月単月の米既存売上高が予想を下回り、パンデミック以来の小幅な伸びとなったことは残念だった。また、期待されていた会費の値上げの発表もなかった」とも指摘している。
なお、同社の第2四半期は2月12日締めまでの12週間。
(12-2月・第2四半期)
・既存店売上高:5.2%(予想:5.3%)
米国:5.7%(予想:6.3%)
カナダ:3.5%(予想:4.1%)
・1株利益(調整後):3.30ドル(予想:3.20ドル)
・売上高:552.7億ドル(予想:555.8億ドル)
会員手数料:10.3億ドル(予想:10.4億ドル)
(NY時間09:52)
コストコ<COST> 469.23(-16.47 -3.39%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美