ビストラとエナジーハーバーが合併で合意=米国株個別
発電およびその小売を手掛けるビストラ<VST>が大幅高。競合のエナジーハーバー<ENGH>との合併で合意した。今回の経営統合で原子力発電容量を2倍以上に増やす計画。
今回の経営統合は現金と株式交換で行われ、30億ドルの現金と新会社ビストラビジョンの15%の株式で構成される。エナジーハーバーの大半の株主は現金を受け取るが、エナジ-ハーバーの2大株主であるアベニュー・キャピタルとニュビーンは現金と持分を受け取る。
新会社は全米で約500万人の顧客を持つことになり、再生可能エネルギーおよび蓄電池事業も含まれる予定。
天然ガスの価格高騰と異常気象によって昨年は記録的な利益がもたらされたが、電力会社は安価な風力発電や太陽光発電の急速な普及による競争の激化に直面している。二酸化炭素を排出しない電力を24時間生産できる原子炉が評価されつつある現在、この取引は原子力発電能力を向上させる。
(NY時間10:33)
ビストラ<VST> 24.35(+2.94 +13.73%)
エナジー・ハーバー<ENGH> 80.25(+4.25 +5.59%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美