株価指数先物【昼のコメント】 昨年11月の戻り高値2万8420円に迫るも、後場はイベント控えこう着感が強まるか
日経225先物は11時30分時点、前日比90円高の2万8350円(+0.31%)前後で推移。寄り付きは2万8210円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万8200円)にサヤ寄せする格好から、やや売りが先行した。しかし、寄り付きを安値にリバウンド基調が強まると、香港ハンセン指数が2%に迫る上昇を見せていることが支援材料となり、前場終盤にかけて一時2万8400円まで買われ、昨年11月26日に付けた戻り高値2万8420円に迫る場面が見られた。
日経225先物は売り先行ながらも、寄り付きを安値にリバウンドを強め、昨年11月の戻り高値に接近した。この水準を捉えてくるようだと、一段とヘッジ対応に伴うリバランスが強まりやすい。一方で、ボリンジャーバンドの+3σを上放れてきたことで、過熱感が警戒されやすいところでもある。+3σは2万8350円辺りに位置しており、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を控えるなか、後場は+3σ水準でこう着感が強まりやすいだろう。なお、NT倍率は先物中心限月で13.86倍だった。25日移動平均線を支持線とした推移であるが、ほぼ前日の価格レンジ内での推移であり、25日線水準でのNTロングに向かわせよう。
株探ニュース